2025.06.24
「渋谷おもてなしボランティア」研修に登壇しました

2025年に開催される東京デフリンピックに向けた渋谷区の地域事業の一環として、5月10日(土)に実施された「渋谷おもてなしボランティア」研修に、私たち梅五輪プロジェクトから将棋WG、千駄ヶ谷WG、飯田WG、日本茶文化発信WG、情報発信WG、データインテグレーションWGが登壇し、活動を紹介させていただきました。


今回の研修は、渋谷らしいおもてなしや、耳のきこえない・きこえにくい方へのおもてなしをテーマに開催されたもので、参加者は渋谷区スポーツボランティアとして活動されている皆さんでした。講義を通して世界中から渋谷に集まる選手たちをどのように迎えるのがよいか、私たちにできることは何かを考える時間となりました。


前半ではデフサッカー指導者の植松隼人さんによる講義が行われ、デフスポーツやデフリンピックへの理解を深めるとともに、「どうやって共生社会をつくっていくか」という問いを通して考えを深める時間となりました。植松さんの気さくでユーモアあふれる語り口により、会場は終始あたたかい雰囲気に包まれていました。


続いて登壇された手話通訳士の保科隼希さんからは、通訳士としての考え方についてお話を伺いました。保科さんからは、通訳士が「耳の聞こえない人と聞こえる人をつなぐ存在」であることを学びました。また、伝えることだけでなく話しやすい空気づくりや対等な関係を大切にしているというお話を伺いました。


研修の最後にはボランティアの皆さんとグループワークにも参加させていただき、貴重な交流の機会となりました。


2025年夏、デフリンピックは津田塾大学千駄ヶ谷キャンパスのお隣・東京体育館で、開閉会式と卓球競技が行われます。さらに、関東を中心とした体育館などが各競技の会場となる予定です。
世界中から選手が集まり、この千駄ヶ谷の地でその瞬間を迎えられることが今からとても楽しみです。


このような貴重な機会をいただいた渋谷区役所の皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。


記事作成者:首藤美結

この記事のカテゴリ