鮮やかな着物と太陽が眩しく映る中、7月20日から7月22日にかけて今年も白瀧あゆみ杯が開催されました。
今年度で18回目となる白瀧あゆみ杯。昨年度同様、取材の機会をいただくことができました。
初日はアマチュア予選。色とりどりの着物に彩られたアマチュア棋士の方々の真剣な対局に私たちも熱中しました。休憩時間には出場者同士で会話を楽しんだり写真を撮ったりしている穏やかな姿が見られました。
2日目はプロの女流棋士の方々が交わっての対局を取材させていただきました。 対局室は私たちがお邪魔させていただいた控室のすぐ隣にあったため、駒を打つ音、タイマーが30秒をカウントする音が聞こえ、対局中の雰囲気をより身近に味わうことができました。 また、控室では女流棋士の方々が真剣に感想戦をされているお姿や、和やかに談笑されているところを拝見することができました。
細かな部分にもこだわられた美しい着物をお召しになっての対局は、とても華やかな印象を受けるとともに、独特の緊張感があるように感じました。
ちなみに今回伺ったところ、白瀧あゆみ杯で出場される女流棋士の方々の着物の選定は、 身長などの情報やお好きな色をもとに行われるのだとか。 出場される皆さまそれぞれによくお似合いで、とっても素敵でした…! 盤面も勿論のこと、棋士の方々がお召しの着物について「どんな理由で決まったのだろう」 「どんなポイントがお気に入りなのかな」と考えながら対局を観戦すると、今までとは違った「観る将」の面白さが発見できるかもしれません。
続いて最終日の決勝戦。
決勝戦に進まれたお二人の着物もご本人が直接お選びになられたので、対局への意気込みがこめられているようにも見えました。
熱戦の結果、今年度の優勝者は鎌田美礼女流2級でした!鎌田美礼女流2級、おめでとうございます!
最後に、貴重な機会を頂いた白瀧呉服店さまをはじめ、今回ご協力頂いた皆さまに深く感謝申し上げます。